今週末も海へ。
相変わらず波に乗れない私。
夫は「パドリングが弱いんだよな~。」と言いながら、波が来たときに何回か後ろから私のボードを押してくれたが、立てません・・・。立とうとして立て膝のまま波打ち際まで行ってしまったりとか、立って前につんのめったりとか(←ちなみにこれはパーリングと言って最も恥ずかしい失敗なんだそうなのだが、このパーリングっていうのの英語のスペル、どなたかご存知なら教えてください)。
とにもかくにも、サーファーガールへの道遠し。板を買ったのは失敗だったか?
すぐに乗れたら天才だ、とにかく練習だ!と言う夫を信じるしかありませぬ。
とりあえず、「俺の写真を載せろ~!」と言う夫を尊重して波乗り中の夫。↑
さて話は変わってうちの庭。
この家にはでっかいバックヤードがありますが、そのど真ん中にうちの夫が家庭菜園を作りました。なぜかというと、日本の野菜が恋しいから・・・。
NYとかLAとかシカゴとか、大都会にはでっかい日本食材スーパーがあって、何でもかんでも手に入る。たぶん手に入らないものは無い。本屋もCD・DVD屋さんもあるし。
オハイオの日本食材屋さんは、大都会ほどではないがなかなか充実していて、ちょっと高いが大根も日本のきゅうりもミョウガもニラもナスもミズナも売っており、たまにどうしても食べたくなると購入していた。
しかーしこの私の住んでる町にはそんなもの無い。中華食材屋さんはあるが非常に小さくて、野菜もそんなに無い。毎週木曜日が入荷日(フィリピーナ・アリスが教えてくれた)で、その日に行くとニラとか青梗菜、大根は置いてある。それも、無い週もある。
という状況を把握していた為、オハイオから引っ越すときに、食材屋さんで野菜の種を買ってきておいたのです。日本のきゅうり、シソ、ナス、ニラ、ミズナ。
これらの種をまいて、ついでにミニトマトの苗も植えて、待つこと2ヶ月。
まず、ミズナが死んだ。虫に食べられてしまったのです。次にニラが、ナスが。
というわけで、我が家の家庭菜園は今、きゅうりとシソとトマトだけ。しかもきゅうりが異常に成長して、とんでもないことになっている。とにかくめちゃくちゃ。
しかもこのきゅうり、種の袋の写真を見たら、ちゃんと日本のきゅうりの写真なのに、収穫してみたら形もサイズもアメリカン・キューカンバー。なぜ?
日に当たりすぎだとか、土がアメリカの土だからとかいろんな説を考えながら食してみましたが、味はアメリカのきゅうりよりはマシでした。
米系スーパーで日本のものを見つけることもたまにある。
最近はアジアンフードがヘルシーだと注目されているせいか、もやしや白菜、しいたけまいたけ、わけぎみたいなネギも売られている。
この間は、「むむ?この形状はもしや・・・」と思って買ったら、やっぱりソラマメだった。faba beansというメキシカンみたいな名前がつけられていたけど。
白菜は、napaと言う名前で売られている。なんでnapaなのか色々考えてみたけど(カルフォルニアのナパが生産地だとか)、もしかしたら日系移民の人達が「菜っ葉」と呼んでいたのが語源なんじゃないかなぁと思ったりして。違うかしら。
とにもかくにも、先人達の苦労に思いを馳せながら、ああ私の日本が恋しいなどという気持ちは彼らの数百分の一にも満たないだろうなぁ、この生活もありがたいと思わなければならない、と思う今日この頃です。
ところでこの菜園、当初は私が作るつもりだったのだけれど、うちの夫がやりましたのよ。
通勤が車で15分とオハイオにいる頃より更に楽になっただけでなく、日本との直接の仕事も減り(=夜中に日本から電話が来たりしなくなった)、嫌な上司も遠く離れ、なんだかかーなり余暇の増えたうちの夫。
会社から帰ってきてせっせと庭仕事、毎週やっていたゴルフがサーフィンに取って代わり、ますます「もう日本には帰りたくねえ!」を連発しています。
私としては、週一くらいで「昼飯食いに今から帰る~」と電話がかかってくるのがちょっと憂鬱なんですが・・・。
トンボを捕まえようと狙っているナルー。
庭で随分長い時間、あっちゃこっちゃ飛び回っている。
日本に帰ったら小さいアパート暮らしになるのに、大丈夫だろうか・・・。